貿易実務検定とは

貿易実務検定は最近人気を集めている検定試験です。試験日に備えて参考書や問題集で勉強している人も多いのではないでしょうか。しかし、第一回の試験日が実施されたのが平成10年と、それほど昔からある検定ではないため、まだ貿易実務検定のことをご存じでない方もいるかもしれません。そこで貿易実務検定とは何か少し説明しますと、この検定は日本貿易実務検定協会が実施しており、個人輸入を行っている方や、貿易実務、通関士、商業英語、マーケティングを学習中の方、貿易・通関関連業務に携わる方などを対象に、貿易実務に携わる専門的な知識や実務能力を保有するかどうかを判定する検定です。この試験で貿易実務のエキスパートとしてのスキル・知識を客観的に測ることができるので、海外と取引がある会社や企業への就職・転職が有利になると考えられます。履歴書に記載して就職や昇進に結びつく試験ですので、受験者は実際に貿易実務を経験したことがない学生から、すでに貿易の第一線で活躍している方まで幅広いです。大学も注目し、貿易実務検定に準拠したオープンカレッジが早稲田大学、法政大学などで行われています。

試験の難易度

貿易実務検定は日本貿易実務検定協会によって仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄の会場で試験が行われます。試験日の日程は協会のホームページを参照してください。全国の主要都市をカバーしていますが、さらに特定の企業や学校・教育施設等における団体受験も認められているので、上記の都市の他全国各地で受験することができます。貿易実務検定の難易度はA級・準A級・B級・C級と受験者のレベルに応じて体系的に分けられています。それぞれの級の難易度を把握するために試験の合格率を見てみますと、C級・B級の平成20年3月の合格率、準A級の平成19年12月の合格率がそれぞれ54.1%、34.9%、26.1%となっているのに対し、A級の平成19年3月の合格率はわずか5.9%となっていて、A級の難易度が非常に高いことが分かります。貿易実務検定を独学で学習するなら、過去問と合格基準点をしっかりと把握して参考書なども活用しながら勉強を進めていくことが大切ですが、A級の合格を目指しているのであれば、日本貿易実務検定協会が開いている貿易実務講座を受講することなども試験対策として検討してみてはいかがでしょうか。

貿易実務の資格を取ったら

貿易実務検定はどなたでも受験できます。検定試験では、輸出・輸入に伴う一連の実務や運搬のための船積みの手配、通関の手続きなど、貿易実務を行う際に必要となる貿易実務の知識や貿易英語の知識について、その能力を判定されます。貿易実務検定のB級・C級は選択式によって行われ、A級と準A級は、選択式と記述式の二つの方法によって試験が行われます。まずは難易度が低い、貿易の定型業務をこなせることを証明するレベルのC級からスタートしてステップアップしていきましょう。貿易実務は商品の輸出・輸入・通関といった仕事を行います。海外と取引するため英作文や英文解釈など英語ができることはもちろんですが、他国の人達との文化の違いを念頭に置いてコミュニケーションをとりながら仕事を進めていくことも求められ、グローバルな物の見方や世界経済の知識なども必要になってきます。貿易実務経験がなく、就職や転職のために貿易実務検定に挑戦して合格したのなら、資格を取っただけで安心せずに、受験勉強で得た知識を常に最新のものに置き換えたり、貿易実務経験のある人から情報を聞いたりして、現実とのギャップを埋めておきましょう。

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